カナダの住宅危機は職人不足により長引く見込み

以前の記事にも上げた通り、カナダの留学生ビザ発行数は2024年、35%カットになっている上、2025年の新規学生ビザ発行数にも上限を設けることが決まっている。

主な原因として、住宅不足が社会問題となっていること。

そして、更にこの社会問題は長引くとCBRE(世界最大の事業用不動産サービス)から発表された。(引用: Canada’s Housing Crisis Will Persist on Tradespeople Shortage, CBRE Says

カナダでは、現在の住宅不足を解消するのに十分な技術者が不足しており、社会機構に長期的なダメージを与える恐れがあると、世界最大級の不動産会社のトップCBREが述べている。

住宅は、2025年に予定されているカナダの次期総選挙に向けた主な問題となっており、住宅不足と急速な人口増加が住宅価格を押し上げている。カナダは追加で350万戸の住宅が必要で、国立住宅機関の2022年の研究によると建設ペースを2倍以上にすることを意味する。

しかしながら、「おそらくこれらの目標には程遠い結果になるだろうう」とCBREグループのカナダ会長のポール・モラスッティはバンクーバー不動産フォーラムで「全国的に建設許可が下り、数千戸の建設が可能になったとしても、職人不足により現状それを物理的に建設する能力がない。」と述べた。

政策立案者も「重大な危機なので、何かをしなければならない」と述べている。供給需要のバランスはさらに悪化しており、買い手が市場に戻ってくると価格はさらに上昇する可能性があるため、住宅価格が下落する兆候はほとんどないと言う。

モラスッティ氏は、「所得格差と住宅購入能力は、非常に重大な問題で、放置すれば、社会的および経済的に与えるダメージは悪化する一方だ。」と述べた。

この記事より、2026年以降も留学生ビザ発行数が戻る見込みは期待できないと言えそうだ。

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娘の留学をきっかけに副業を始めることを決意。
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