日本大学ランキング2025:留学生派遣数が増加傾向
日本の大学ランキング2025では、国際的な存在感を持つ大学が順位を上げ、パンデミック後の留学生派遣数の回復状況に差が見られる結果となりました。
東北大学は「THE 日本大学ランキング2025」で総合1位を維持し、東京工業大学は2位に順位を上げ、東京大学は3位に後退しました。国際教養大学は2020年以来初めてトップ10に返り咲き、東京外国語大学や神田外語大学など他の国際的な大学も順位を向上させました。一方で、京都外国語大学は97位まで大幅に下落し、国際基督教大学も10位から11位へと後退しました。
2025年日本大学ランキングトップ10
順位 | 昨年順位 | 大学名 |
---|---|---|
1 | 1 | 東北大学 |
2 | 4 | 東京工業大学 |
3 | 2 | 東京大学 |
4 | 5 | 京都大学 |
5 | 6 | 九州大学 |
6 | 3 | 大阪大学 |
7 | 8 | 名古屋大学 |
8 | 7 | 北海道大学 |
9 | 9 | 筑波大学 |
10 | 15 | 国際教養大学 |
政府は2033年までに年間50万人の日本人留学生派遣を目標としており、この数値は2019年時点の22万人から大幅な増加を目指しています。しかし、コロナ禍による影響で留学生数は減少し、その回復状況には差が出ています。特に歴史的に留学生派遣率が高い27校では90%まで回復している一方で、派遣率が低い105校では86%の回復に留まっています。
国際化の重要性が増す中で、日本の若者が海外とのつながりを認識し始めていることが期待されています。
「THE 日本大学ランキング2025」では、日本人が一般的に感じている大学ランキングと異なる結果になっているのではないでしょうか。
THEでは、世界規模で大学のパフォーマンスを評価し、高等教育機関の異なる使命と成功を皆が理解するためのリソースを提供する目的で、大学ランキングが作成されています。
THEのランキングは、大学活動の3つの主要な使命である研究、教育、そしてインパクトがカバーされています。
ランキングに掲載されている各大学には詳細なプロフィールがあり、ランキング全体のスコアの内訳と、学生を支援するための補足データが提供されています。例えば、各大学の教職員対学生比率、学生一人当たりの総収入、留学生の割合、学生の性別構成などのデータが含まれています。
ランキングされる要素が、いわゆる偏差値と呼べるものだけでない部分で大きく異なる結果になっていると感じます。
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